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特集

株式会社魚喜

鮮魚も加工品も、魚介のことならお任せあれ藤沢から全国へ、海の恵みとともに“魚食の楽しさ”も伝えたい“さかなでよろこぶさかながよろこぶ”こだわりがつまった魚の総合商社

一代で築いた魚屋の礎

藤沢市を代表する企業の１つ、魚喜は1971年に創業社長である故・有吉喜文さんが横浜市南区に個人鮮魚店を開いてからわずか半世紀で現在の地位を確立しました。「創業社長は天才肌で、魚屋一本で会社規模を拡大していきました。1980年代に本社を今の藤沢市に移転し、今は２代目の有吉美和社長のもと、先代社長の意志を継いで“魚を買う楽しみ”を追求しています。先代は『毛皮のコートを着ていても来られる魚屋を目指す』として現代的な鮮魚小売専門店を目指しました」。そう大畑さんが語るように、店舗では誰もが気軽に立ち寄って魚を買う楽しみを体験できます。３年前からはオリジナル商品を含むEC事業を開始しました。「ECの商品や返礼品は、魚屋ならではの製品にこだわっています。現在返礼品としてご用意している西京漬けは、“分厚くてでっかい”という部分にこだわりました。存分に魚を楽しんでほしいです」とにこやかに語ります。

家庭で鮮魚を食べる機会を増やしたい

「一昔前って家庭でもかなり魚を食べていたと思うんですが、魚食量は減っているそうです」と大畑さん。人々のライフスタイルも変わり、手間をかけて魚を調理すること自体が減っています。「そうするとお子さんが魚を食べる機会も少なくなってしまうと思うんですね。ですがうちの魚は本当においしい。なので食べてほしい。やっぱり子どもの頃から魚食に親しむことで、魚を食べること、魚を買って調理する楽しみが受け継がれると思う。そこは伝え続けていきたいです」といいます。「藤沢は湘南エリアの中心都市として首都圏にも近く、臨海のまちなので鮮度重視の経営方針とも合致します。さらに健康・食・ライフスタイルにこだわる人々が多く、高品質な生鮮食品や寿司を求める層と魚喜のターゲットが一致しており、マーケットとしての相性も良いです」と藤沢への愛着を語ります。湘南藤沢から、魚食の伝道師としてチャレンジを続けていくのです。