特集
メルシャン株式会社 藤沢工場
気軽に楽しめる家庭用ワインのパイオニアメルシャンが届ける「デイリーワイン」の普遍的な魅力100年超の歴史を誇る藤沢工場からいつも変わらない日本の食卓へ
あなたの隣に寄り添うワイン
国道一号線から南側に見える高さ十メートルを超えるタンク群、これらは全て、メルシャ藤沢工場のワインのタンクです。1920年に操業を開始した大日本醸造株式会社をルーツに、メルシャン藤沢工場は、今も手軽に飲めるデイリーワインを生み出し続けています。国内でワインの産地といえば山梨や長野が思い浮かぶかもしれませんが、実は神奈川県のワイン出荷量は全国1位。その9割以上が、この地から生まれているのです。
今でこそ、日常楽しむお酒としてワインは普遍的な地位を得ていますが、日本国内のワインは今日までに幾度かのブームと定着を繰り返して現在の地位を築いてきました。藤沢工場では創業当時の合成清酒にはじまり和酒を製造してきましたが、1960年代に洋酒の生産体制を整え、1970年代初頭からの第一次ワインブームの波に乗り、ワイン生産量を伸ばしていきます。「1972年の第1次ワインブームをへてワイン市場が5年間で5倍になったことで原料が不足し、原料を求めて地球規模での探索を開始。世界中から高品質の果汁を輸入して国内で造ることで“国産ワイン”の礎を築いていったのです」と末武工場長は当時を振り返ります。こだわったのは「国産」であること。安心、リーズナブルで、もちろんおいしい。そのための企業努力を重ねてきました。
流行り廃りの中で変わらない一杯を
藤沢工場に受け継がれているDNAは「デイリーなワインを飲みやすく、おいしく」。その思いは今も変わることはありません。デイリーワインの魅力は、手頃な値段と、変わらないおいしさであること。ワインは原料のブドウの出来によって大きく味が変わりますが、同工場では日本人の食卓に合わせた発酵技術とブレンド技術を磨き上げ、味のブレを極力抑えています。ビンテージによって味わいが変わり、それが個性とみなされることもワインの魅力ですが、その逆に変わらないおいしさを世に送り続けることで国産ワインの価値を下支えし、ワイン消費の土壌を開拓してきたのです。1990年代のワインブームを支えた、ワン・コインで買える「ボン・マルシェ」、ポリフェノールを多く含んだ「ボン・ルージュ」など、誰もが一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。「メルシャン」とは、フランス語の「merci(感謝する)」と「an(人)」を掛け合わせた言葉です。社名に、ワインを生み出す自然の恵み、そして人と社会への、敬意と感謝の気持ちを込めたわけです。「私たちが目指すのは“ワインとアルコールを通じて人々の暮らしに貢献する”ことです。」日々の食卓に彩りを加えてくれる一杯のワイン。その変わらない味わいは、時に家族のように、時に古い友人のように、いつだってあなたの隣にいるのです。



- ◆住所:神奈川県藤沢市城南4丁目9-1 ◆電話:0466-35-1093
ビストロ、おいしい酸化防止剤無添加ワインを含む 赤ワイン/白ワインセット
寄附金額 10,000円
気軽に飲める本格ワインです。最新の技術と施設を有するメルシャン藤沢工場で『日本のワイン文化に広がりをもたらしたい』という意思のもと、リーズナブルで安心して飲める、おいしいワインを造り続けています。
※亜硫酸塩 ※そのほかにも寄附金額に応じたお礼品があります。



